What’s New

2025 / 08 / 05  07:44

【オーバーホール】Cannondale

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Cannondaleの名車「CAAD13」をオーバーホールでお預かりしました。
これから各パーツの状態を確認しながら、分解していきます。

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普段なかなか分解することのないBB(ボトムブラケット)周りもチェック。
CANNONDALEクランクの取り外しには、シマノ製とは異なる工具が必要になります。

 

アクスルのグリスはやや汚れていましたが、BB内のベアリングは良好な状態を保っていました。

また、ヘッドベアリングも状態良好で、引き続き使用可能です。

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フレームからコンポーネントを取り外し、しっかりと洗浄いたしました。

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ベアリングは、少しでも長く良好な状態を保てるよう、しっかりとグリスを塗布して組み上げていきます。
また、ブレーキフルードも新たに充填し、時間をかけてエア抜きを行いました。

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組み上がりました。

チェーンはまだ消耗が進んでいなかったため、洗浄・注油を行い、そのまま再使用しています。
バーテープも状態が良く、交換するには少々もったいない印象でしたので、慎重に剝がして再利用しました。

また、ダウンチューブ上部のアウターケーブル受け(小さなボルトで固定されている部分)は、汗の影響で固着しやすいため、しっかりとグリスを塗布して組み付けました。

また、1か月後の点検もお気軽にご相談ください。
この度はオーバーホールのご依頼をいただき、誠にありがとうございました。

 

 

 

 

 

2025 / 08 / 01  07:01

【新車】Wilier GTR Team DISC105

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イタリアンブランド【Wilier】のカーボンフレーム&ディスクブレーキ完成車【GTR Team DISC】のご注文をいただき、組み立てました。

カーボンフレームに油圧ディスクブレーキ、2×12速の【SHIMANO 105】を搭載し、税込330,000円という高コスパモデルとして人気の1台です。
現在は、さらにお求めやすい価格でご案内中です。

また、Wilierは完成車でもステム長・ハンドル幅・クランク長をご指定いただけます。
お客様に合わせてフレームから組み上げるのも、このブランドの魅力のひとつです。

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完成しました!

今回は初めてのロードバイクということで、装備品もお任せでご依頼いただきました。
その中から、いくつかをピックアップしてご紹介します。

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【左上】サイクルコンピューター&ライト
サイクルコンピューターはGPSタイプの【ブライトン Rider 17E】。
シンプル操作で各種センサー(別売)に対応し、24時間超のバッテリーを備えた高コスパモデルです。

ライトは雨に強く壊れにくい充電式の【キャットアイ AMPP300】(対面販売限定)。

どちらも【レックマウント】でハンドル前方に取り付け、視線移動を抑えつつ、ライトは下向き装着でライダー自身への眩しさを軽減します。


【左下】ボトルケージ
Wilierと同じイタリア製【ELITE CIUSSI GEL】を使用。
伝統的なフレーム形状に合う飽きのこないデザインで、金属製ならではの滑らかな抜き差し感が魅力です。


【右上】レーダー(テールライト)
ブライトン製【GARDIA R300L】は、【Rider17E】と連携し、約180m後方の車両を検知&通知(初回以降は自動接続)。
車道走行時のストレス軽減に大きく役立ちます。


【右中央】ツールケース&ボトル
ツールケースはパールイズミ製。ジッパーとメッシュ仕切りで、予備チューブやタイヤレバー、小銭・カギも収納できます。携帯ポンプはボトルケージ横に取付。

ボトルはELITE製で、柔らかく、寒い日も硬すぎることなく使用できる素材が特長です。


 

【右下】ビンディングペダル
初めてのビンディングとして、**軽い力で着脱できるSPDペダル【PD-ED500】**を採用。安心して使える入門モデルです。

 

以上、一部のオプションパーツをご紹介いたしました。
ご使用にあたりご不明な点がございましたら、納車後もお気軽にご相談ください

 

この度は新車のご注文、誠にありがとうございました。

 

 

 

 

2025 / 07 / 31  09:36

【出張引取りメンテナンス】GIANT MTB

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出張引き取りにてGIANTのマウンテンバイクをお預かりしました。

約2年間乗られていなかった車体で、お孫さんへの譲渡前に整備をご希望です。

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まずはドライブトレインの汚れと車体のホコリを落とすため、洗車から始めます。

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洗車しました!
お孫さんへの愛が伝わるステッカーチューンも見つけてほっこり。

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街乗りメインで使用されるとのことなので、道路交通法によりハンドル幅が60cmを超えると「普通自転車」として扱われず、一部の道路を通行できなくなります。
そのため、法規に適合するよう60cm以内にカットしました。

その他、傷んでいたチェーンやブレーキフルードも交換し、以下の内容で整備を行いました。

【整備内容】
☑ 出張引き取り(1,490円エリア・引取のみ)…1,490円
☑ 洗車(点検付き)…6,600円
☑ チューブ交換(990円 × 2)…1,980円
☑ チューブ交換工賃(1,100円 × 2)…2,200円
☑ ブレーキフルード交換 前後(3,300円 × 2)…6,600円
☑ シマノ チェーン HG54…2,809円
☑ ハンドルカット…1,100円
☑ シマノ ブレーキパッド B05S…1,262円

 

合計:24,041円(税込)

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整備が完了しました!
今後も点検やメンテナンスのご依頼をお待ちしております。

2025 / 07 / 30  08:24

【オーバーホール】CANYON

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キャニオンのロードバイクをオーバーホールのためお預かりしました。
あわせて、ハンドル固定ボルトが回らないとのことで該当部品もお持ち込みいただきました。

作業を開始したところ、4mmの六角ボルトが完全になめており、工具がかからない状態でした。
このボルトはヘッドパーツ奥にあり、つかむことも加熱することもできません。周囲がカーボンのためです。

 

ここが外れないと、ヘッドベアリング寿命=フレーム寿命となるため、慎重に対応しました。

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取れました。

ロードバイク乗り風に言えば、
「いやー、別に簡単だったよ」。

…これはヤセ我慢の文化です。
「こんな大変なことを簡単という俺をリスペクトしろ」という、シャイなロードバイク乗りの承認欲求のあらわれでもあります。
ロングライドの距離感も、メカいじりの難易度も――先人たちの“簡単”を真に受けてはいけません。

改めて言いますね。
「いやー、別に簡単だったよ」(笑)

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この輪っか(ヘッドパーツ)も、ハンドルのコラム(棒の部分)にミッチリはまり込んで、まったく外れませんでした。

三蔵法師がどこかで呪文を唱えているのかと思いましたが、
原因は――内側に結晶化した汗の塩分

努力が起こしたケミストリーで外れなくなっていたわけです。

もう一度言いますね。
「いやー、別に簡単だったよ」(笑)

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もはや頭の中ではエンドロールが流れそうになるのをこらえつつ
平常心でいつもの工程へ

フレームからコンポーネントを取り外し、洗浄しました。
チェーンの摩耗もほとんどなく、状態は良好。
そのため、洗浄して再利用いたします。

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ハンドル周りを組み立て、車体に取り付け。

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ブレーキフルード充填。

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お持ち込みパーツを交換しながら、組み立てを進めていきます。

☑ リムテープ
☑ ハンドル固定ボルト
☑ヘッドベアリング
☑ シートポスト固定ボルト
☑ ディスクローター(2枚)
☑ ブレーキキャリパー
☑ 右STIレバー
☑ レバーフード
☑ バーテープ

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完成しました。

汗がかかりやすい部分には、しっかりグリスを塗布して組み上げておりますので、
ヘッド周りの固着も以前より起こりにくくなっているかと思います。

今回はオーバーホールのご依頼、誠にありがとうございました!

 

 

…もう一度言い……もういいですね!(笑)

2025 / 07 / 25  07:33

【持込組立】COLNAGO CLX Disc

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持ち込みのフレームとコンポーネントで、バイクの組み立て作業をご依頼いただきました。

今回組み立てるのは、高校生の競技者が使用するロードバイクです。

✅ フレーム:COLNAGO CLX Disc
✅ コンポーネント:SHIMANO 105(機械式変速)

これらのパーツを使用し、組み立てます。

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シフトケーブルはフレーム内装のため、ライナー管(ケーブルのガイド)を使って組みました。

ライナー管なしでも組めますが、ケーブル交換が圧倒的にラクになるので採用しています。特に、レース前にケーブルが切れかける学生レーサーあるあるに備え、これで安心です。

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完成しました

STIレバーの落差が十分に取れなかったため、ハンドルを少ししゃくって調整し、上ハンドルよりSTIレバー取付部が下がるポジションに仕上げています。

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最近はケーブル完全内装のバイクが主流ですが、今回のハンドル周りはケーブルフル露出タイプ
エアロ効果は控えめですが、ステムやハンドルを気軽に交換できるのは、ポジション調整を重ねたい若い選手にとって大きなメリットです。

将来のステム交換に備えて、ケーブル類は少し長めに取り回しました。

ハンドルはDEDA ZERO100(アルミ製)
カーボンと違って取り付け跡が残りにくく、STIレバーの位置を何度でも変えられるので、気軽にポジション調整が可能

それでいて250g未満の軽さなので、重量によるストレスもなく、レースに集中できます。

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ボトルケージもアルミ製

金属ならではの輝きが美しい【SUPACAZ FLY CAGE】は、なんとわずか18gと超軽量。
カーボン製に匹敵する軽さながら、価格は2,640円とお手頃で、同等の重量のカーボンケージの半額以下だったりします。

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【速くなるための練習】に、今やパワーメーターは必須の時代。
以前は10万円超えが当たり前でしたが、今は違います。

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ペスを使って、良いペースを!←0w

それではまた、ポジション変更などもお気軽にご相談ください
作業のご依頼、ありがとうございました!

 

 

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