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【19.8万円で下取】FOCUS IZALCO MAX 組み換え応援キャンペーン開催中

FOCUSの日本代理店「グローブライド」さんのホームページ等でご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、
現在、IZALCO MAXフレーム(税込572,000円)への載せ替え時に、旧フレームを198,000円で下取りしてもらえるという、非常にお得なキャンペーンが開催中です!
※キャンペーンを利用して組み換えを行う場合は、販売店での作業が必要となり、別途工賃等がかかりますのでご了承ください。
なお、私自身もこのIZALCO MAXを自腹で購入し、先日のインプレッションでもお伝えした通り、本当に素晴らしいバイクでした。
ドイツが誇るハイエンド・カーボンバイクへのステップアップ。
ご興味のある方は、ぜひこの機会にご検討ください!
Q:カーボンバイクですよね?アルミフレームでも198,000円で下取りしてくれますか?
A:全く問題ありません! アルミでもOK、素材は問いません。
Q:リムブレーキのフレームなのですが…
A:大丈夫です! ブレーキ形式も問いません。ロードバイクであれば、何ブレーキでもOKです。
Q:このフレームは下取りしてもらえますか?
A:なるほど、フレームつながりで…!
とてもいいアイウェア、もといアイデアですが、メガネのフレームは対象外です!(笑)
ロードバイクのフレームで、事故車でなければ下取り可能です。
8月末までのキャンペーンですので、気になる方はお問い合わせくださいませ。
【新車】Wilier GTR Team Disc105

WILIER GTR Team Disc 105 完成車をご注文いただきましたので、ただいま組み立て中です。
どこが完成車なのかと言いたくなるほどのフレームだけっぷりですが
WILIERの完成車は、ご注文時にステム長やハンドル幅などを細かく選べ、そのぶん組み立てはほぼお店でやるスタイルなんです。
いわゆる「工場で7〜8割完成した状態で届く完成車」とはちょっと違い、
組み立ては “Assembled in 広島市(=うちのお店)”!
このフレーム、WILIERのロゴやラインの部分、室内で見ると「白かな?」って思うんですが…
外に出して日光の下で見ると、実はシルバー塗装になっていて、シルバーやレッドの部分には細かいフレークが仕込まれています。
太陽の光が当たるとキラキラと輝いて、ソリッドなブラックとのコントラストがキレイ!
こういう絶妙な色味の演出、WILIERは上手いですね。
ちなみに今回のカラーは【ブラック/ヴェルベットラマート】。
【ヴェルベットラ マート】ではなく、正しくは【ヴェルベット ラマート】です。
"ヴェルベット"は「ビロード」、"ラマート"は「銅色」という意味らしく、
つまり「ビロードみたいな銅色」ってことでしょうか……
すみません、もう右脳が限界を迎えました。
私がイタリアのセンスに追いつくには来世に期待するしかないようですが、
とにかくおしゃれな雰囲気はしっかり伝わってきました!
完成しました、かっこいい!!(語彙力……笑)
ブラック×レッドは「完成車あるある」な定番カラーではありますが、
Wilierはやっぱり一味違います!
この黒赤のロードバイクかっこいいですね〜なんて言われたら、
「おっ、キミ、わかってるね」とニヤリ。
「これはね、“ヴェルベット・ラマート”っていうんだ。
ビロードのような深みある銅色で、日光に当たるとキラッと光るのさ……」
と、相手が後悔するレベルでこだわりを語り尽くしてあげてください(笑)
タイヤは28Cが標準装備。
シートポスト、ステム、ハンドルはRitchey製。
サドルはプロロゴの定番スクラッチ。
今回は**105コンポーネント仕様(2×12速・機械式変速・油圧ディスクブレーキ)**で、
税込330,000円!
カーボンフレーム+105の油圧ディスクブレーキ仕様としては、
昨今の値上げラッシュの中、かなり頑張ってる価格設定だと思います。
もともとコストパフォーマンスの高いGTR TEAM DISC 105ですが、
いまはさらにお買い得価格でご案内中です!
気になっている方は、ぜひLINEにてお問い合わせくださいませ。
【下準備】お預かり車 組替

現在、数台の組み換え作業をお預かりしており、朝から日陰の屋外でフレームやパーツの洗浄を行っています。
いや〜、空調服って本当にありがたいですね!
洗浄が終わり次第、パーツが揃ったものから順に組み立て作業へと移ってまいります。
完成まで今しばらくお待ちいただけますよう、よろしくお願いいたします。
なお、作業中はお電話に出られないことがございますので、お問い合わせはLINEにてお願いいたします。
【レース前点検】Dura-Aceパーツ

レース前点検でお預かりしたバイクの整備です。
かなり走り込まれている様子で、チェーンにはしっかり注油されており状態は良好でしたが、チェーンチェッカーで確認したところ、すでに交換基準を超えるほど伸びていました。
本来であれば、チェーンのみ交換してスプロケットとの相性を確認するのが理想ですが、今回はレース直前ということもあり、チェーンとスプロケットを同時に交換しました。
レースでは、練習時には出ないような高出力が出ることもあり、それによって思わぬ不具合が表面化する場合もあります。そういったトラブルを避ける意味でも、事前にしっかり対応できて良かったと思います。
もともとデュラエースをご使用でしたので「グレードアップ」というわけではありませんが、それでもやはりデュラエースは特別な存在。
世界中のトップ選手が信頼して使っている、伝達効率・耐久性・軽量性を高次元でバランスさせた究極のパーツです。
「プロじゃないから…」と尻込みされる方もいらっしゃいますが、私たちだって、仕事をして、早送りで家事をこなし、やっと手に入れた時間で練習し、レースに挑んでいるのです。
だからこそ、妥協のないパーツで、自分の努力を後押ししてあげましょう!
全力で頑張ってきた気持ち、成仏させてあげてください!笑
【インプレ】FOCUS IZALCO MAX

こんにちは。
FOCUS IZALCO MAXをマイバイクとして組み上げ、約400km走行しましたので、今回はそのインプレッションをまとめてみました。
あくまで一ライダーとしての率直な感想ですが、購入を検討されている方や、前作からの乗り換えを考えている方の参考になれば幸いです。
ライダー情報・バイクスペック
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身長/体重:168cm/56kg
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フレームサイズ:S
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タイヤ:Panaracer AGILEST DURO 28C
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ハンドル周り:DEDA S-DCRシステムに換装済(詳細後述)
コーナーリング性能
ライダーとの相性もありますが、乗り始めから思い通りにコーナーをトレースできる感覚がありました。
体重移動にも過敏すぎず、自然と視線の先へバイクが進んでいく印象。小刻みにライン修正をするストレスも少なく、これまでで最もリラックスして下りを楽しめた一台です。
ダンシング性能
振りの軽いバイクをブンブン振って登りたい人には、ややもっさりと感じるかもしれません。
実際、強引に振っても推進力にはつながりづらく、「あれ?」と拍子抜けする場面も。
ですが、比較的穏やかに立ち上がろうとするバイクのリズムに合わせたダンシングを意識すれば、省エネかつしっかり前に進んでくれます。
乗り心地
昔の20Cタイヤ+8bar時代を知る人間からすると、28C×ディスクブレーキ仕様の今どきロードはすべてが極上に感じられます。
このバイクも例外なく快適。
荒れた舗装程度は難なくこなし、ひび割れが物理的に浮き出たような区間ではリアの跳ねが少しだけ。
ただしこれは、「前作を知るライダーが乗ればすぐわかる軽快な反応性」とのトレードオフと考えれば納得です。
ヒルクライム性能
重量剛性比を追求したような超軽量バイクと比較すれば、軽快「感」は薄め。しかし、ギヤをかけても、ケイデンスを上げても、入力を一瞬で均し、安定した推進力へと変換してくれる印象です。そのおかげで、ライダーは心拍やパワーがレッドゾーンに入らないよう、綱渡りのようなヒルクライムに集中でき、まさに「良質な登坂環境」を提供してくれるバイクです。
エアロ性能
僕の感覚では、エアロ効果はまったく体感できません(笑)。
おそらくタイムを計測しないとわからない領域でしょう。
ただすごいのは、エアロ形状のフレームを使っていながら、素晴らしいコーナリング性能やダンシング性能等、操作性や挙動が犠牲になっていない点。
【わかりにくいエアロ性能】のために、【わかりやすい性能】が犠牲になっていない。
45km/hでの巡航は僕には無縁ですが、そんな“オマケ性能”なら大歓迎です。
スプリント性能
1000Wも出ない自分には測定不能な分野ですが、引き足を意識したシッティングアタックを仕掛けるような踏み方では、シャープな反応を感じました。
ポジション出し
前作よりシートアングルが立っており、前乗り気味のライダーにも対応。ただし、極端な前乗りにはゼロオフセットポストが必要になる可能性があり、専用ポスト仕様のため他社製ポストには交換できない点に注意が必要です。
一方、ハンドル周りのポジション調整は高い自由度があります。純正C.I.S.ステムに加え、軽量化や調整範囲を求めるならDEDA DCRとの組み合わせがおすすめ。上ベアリングをDCR用に交換することで、DCRトップカバーや多彩なステム・ハンドルが使用可能になります。
今回の組み上げでは、S-DCRカバーキット+ノーマルステムで軽量化も実現しました。
まとめ
約400kmほど走ってみましたが、IZALCO MAXに対して不満はまったく見つかりませんでした。
「乗りやすい」「クセがない」というインプレを見ていたので、正直なところアラを探してやろうと意気込んでいたくらいです(笑)。それでも、本当に乗りやすくて驚きました。
「クセがない自転車」とは何か、自分なりに考えてみたのですが、
特定の動きにだけ過剰に反応したり、逆に鈍かったりすると、それが全体のバランスから浮いて「クセ」と感じるのかもしれません。
その点、IZALCO MAXはペダリング、コーナリングともに一貫して安定したライドフィールで、走行中に「チグハグさ」を感じません。
ライダーが余計なことを考えず、エンジンとしての役割に集中できるバイクだと思います。
前作も当店では非常に人気があり、皆さん満足されていて、なかなか乗り換えてくれません…(笑)。
つい先日も、還暦を超えたお客様が前作IZALCO MAXで300km走った後、点検にいらっしゃいました。
新型は、そんな従来の安定感をしっかりと受け継ぎながら、推進力やコーナリング性能がさらに進化しています。
見た目は派手さこそありませんが、乗れば乗るほど、その良さがじわじわと伝わってくるタイプのバイクです。
「目立たなくても、自分だけが知っていればいい」——そんな風に思わせてくれる一台。
今後も、幅広いライダーに愛されるバイクになるはずです。