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【出張引取りメンテナンス】GIANT MTB

出張引き取りにてGIANTのマウンテンバイクをお預かりしました。
約2年間乗られていなかった車体で、お孫さんへの譲渡前に整備をご希望です。
まずはドライブトレインの汚れと車体のホコリを落とすため、洗車から始めます。
洗車しました!
お孫さんへの愛が伝わるステッカーチューンも見つけてほっこり。
街乗りメインで使用されるとのことなので、道路交通法によりハンドル幅が60cmを超えると「普通自転車」として扱われず、一部の道路を通行できなくなります。
そのため、法規に適合するよう60cm以内にカットしました。
その他、傷んでいたチェーンやブレーキフルードも交換し、以下の内容で整備を行いました。
【整備内容】
☑ 出張引き取り(1,490円エリア・引取のみ)…1,490円
☑ 洗車(点検付き)…6,600円
☑ チューブ交換(990円 × 2)…1,980円
☑ チューブ交換工賃(1,100円 × 2)…2,200円
☑ ブレーキフルード交換 前後(3,300円 × 2)…6,600円
☑ シマノ チェーン HG54…2,809円
☑ ハンドルカット…1,100円
☑ シマノ ブレーキパッド B05S…1,262円
▶ 合計:24,041円(税込)
整備が完了しました!
今後も点検やメンテナンスのご依頼をお待ちしております。
【オーバーホール】CANYON

キャニオンのロードバイクをオーバーホールのためお預かりしました。
あわせて、ハンドル固定ボルトが回らないとのことで該当部品もお持ち込みいただきました。
作業を開始したところ、4mmの六角ボルトが完全になめており、工具がかからない状態でした。
このボルトはヘッドパーツ奥にあり、つかむことも加熱することもできません。周囲がカーボンのためです。
ここが外れないと、ヘッドベアリング寿命=フレーム寿命となるため、慎重に対応しました。
取れました。
ロードバイク乗り風に言えば、
「いやー、別に簡単だったよ」。
…これはヤセ我慢の文化です。
「こんな大変なことを簡単という俺をリスペクトしろ」という、シャイなロードバイク乗りの承認欲求のあらわれでもあります。
ロングライドの距離感も、メカいじりの難易度も――先人たちの“簡単”を真に受けてはいけません。
改めて言いますね。
「いやー、別に簡単だったよ」(笑)
この輪っか(ヘッドパーツ)も、ハンドルのコラム(棒の部分)にミッチリはまり込んで、まったく外れませんでした。
三蔵法師がどこかで呪文を唱えているのかと思いましたが、
原因は――内側に結晶化した汗の塩分。
努力が起こしたケミストリーで外れなくなっていたわけです。
もう一度言いますね。
「いやー、別に簡単だったよ」(笑)
もはや頭の中ではエンドロールが流れそうになるのをこらえつつ、
平常心でいつもの工程へ。
フレームからコンポーネントを取り外し、洗浄しました。
チェーンの摩耗もほとんどなく、状態は良好。
そのため、洗浄して再利用いたします。
ハンドル周りを組み立て、車体に取り付け。
ブレーキフルード充填。
お持ち込みパーツを交換しながら、組み立てを進めていきます。
☑ リムテープ
☑ ハンドル固定ボルト
☑ヘッドベアリング
☑ シートポスト固定ボルト
☑ ディスクローター(2枚)
☑ ブレーキキャリパー
☑ 右STIレバー
☑ レバーフード
☑ バーテープ
完成しました。
汗がかかりやすい部分には、しっかりグリスを塗布して組み上げておりますので、
ヘッド周りの固着も以前より起こりにくくなっているかと思います。
今回はオーバーホールのご依頼、誠にありがとうございました!
…もう一度言い……もういいですね!(笑)
【持込組立】COLNAGO CLX Disc

持ち込みのフレームとコンポーネントで、バイクの組み立て作業をご依頼いただきました。
今回組み立てるのは、高校生の競技者が使用するロードバイクです。
✅ フレーム:COLNAGO CLX Disc
✅ コンポーネント:SHIMANO 105(機械式変速)
これらのパーツを使用し、組み立てます。
シフトケーブルはフレーム内装のため、ライナー管(ケーブルのガイド)を使って組みました。
ライナー管なしでも組めますが、ケーブル交換が圧倒的にラクになるので採用しています。特に、レース前にケーブルが切れかける学生レーサーあるあるに備え、これで安心です。
完成しました。
STIレバーの落差が十分に取れなかったため、ハンドルを少ししゃくって調整し、上ハンドルよりSTIレバー取付部が下がるポジションに仕上げています。
最近はケーブル完全内装のバイクが主流ですが、今回のハンドル周りはケーブルフル露出タイプ。
エアロ効果は控えめですが、ステムやハンドルを気軽に交換できるのは、ポジション調整を重ねたい若い選手にとって大きなメリットです。
将来のステム交換に備えて、ケーブル類は少し長めに取り回しました。
ハンドルはDEDA ZERO100(アルミ製)。
カーボンと違って取り付け跡が残りにくく、STIレバーの位置を何度でも変えられるので、気軽にポジション調整が可能。
それでいて250g未満の軽さなので、重量によるストレスもなく、レースに集中できます。
ボトルケージもアルミ製。
金属ならではの輝きが美しい【SUPACAZ FLY CAGE】は、なんとわずか18gと超軽量。
カーボン製に匹敵する軽さながら、価格は2,640円とお手頃で、同等の重量のカーボンケージの半額以下だったりします。
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以前は10万円超えが当たり前でしたが、今は違います。
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それではまた、ポジション変更などもお気軽にご相談ください。
作業のご依頼、ありがとうございました!
【オーバーホール】GIANT PROPEL

GIANTのエアロロード【PROPEL】をオーバーホールのためお預かりしました。
しばらく乗られていなかったご様子で、BBまわりやクランクにオイル汚れが固着しかけていますね。
フレームからコンポーネントを取り外し、洗浄していきます。
つや消し塗装にチェーンオイルが染み込み、白っぽく変色して水を弾いてしまっています。
普段はなかなか洗えない箇所ですので、赤字にならない程度に(笑)、時間をかけて洗いました。
取り外したコンポーネント類もクリーニングしました。
フレームに再び汚れが付きにくくなるようコーティングを施し、
適所にグリスアップしながら、組み上げていきます。
こちらは、PROPEL専用設計のVブレーキです。
どちらも右側に取り付けるブレーキですが、よく見ると上部の形状が異なっているのが分かりますね。
写真は、フロントブレーキを取り付けた状態です。
フロントフォークのカーブにぴったり沿うように、専用設計で取り付けられるようになっています。
フォークの形状をもう少し変えれば、前後で同じブレーキを使い回せたかもしれませんが、あえて専用設計にしているあたり、こだわりを感じます。
こういうポイントを知ると、ますます自分のバイクが愛おしくなってきますね(笑)
ブレーキシューは限界を迎えそうでしたので、交換しました。
作業完了しました!
クランクまわりに固着して白っぽくなっていた汚れは、なかなか手ごわかったですが、塗装の深みがだいぶ戻ってきたかと思います。
見た目だけでなく、ケーブル類・チェーン・スプロケットはすべて新品に交換済み。
さらにリムを磨き、新品のブレーキシューに替えていますので、操作感もシャキッとリフレッシュされています。
ヘッドベアリング、BB、ハブはどれもゴリ感なくスムーズでしたので、まだしばらくは問題なさそうです。
また1か月後の無料点検でのご来店をお待ちしております!
【エアロヘルメット】KASK NIRVANA

ご予約いただいていた【KASK NIRVANA】が入荷しました!
レースでも練習でも、普段使いできるエアロヘルメットとしては珍しく、耳の上部まで覆うデザインが特徴です。
この形状により、空気の流れをよりスムーズに整えてくれます。
ロードバイクに乗っていると、ずっと聞こえている「風切り音」――
このヘルメットを使うと、どんな風に変わるのかも気になるところですね!
さらに、通気性と安全性を両立するために「ハニカム構造」のインナーパッドを採用。
本来の役割である“安全性”もしっかり強化されています。
ロードバイク用ヘルメットの寿命はおよそ3年と言われています。
もし次の買い替えをご検討中なら、“NIRVANA=涅槃(悟りの境地)”という名の一品、ぜひ試してみませんか?
■ KASK NIRVANA
価格:¥50,600(税込)
重量:270g(Mサイズ)