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【オーバーホール】CANNONDALE SuperSixEVO

キャノンデールの名車、SuperSix EVOをオーバーホールさせていただきました。
この時代のキャノンデールといえば、やっぱりグリーン!
サガン選手の活躍を思い出す方も多いのではないでしょうか。
それでは、さっそく作業に取り掛かっていきます。
今回はオプションでハブメンテナンスもご依頼いただきましたので、ハブも分解して作業していきます。
取り外して洗浄したコンポーネントがこちら。
右上の小さなカゴに入っているのが、分解したハブのパーツ類です。
リムブレーキ車のアルミリムには、どうしてもブレーキシューの汚れが付着してしまいます。
ご自身でクリーニングに挑戦してみたものの、あまりの頑固さに途中でさじを投げた……そんな方も多いのではないでしょうか(笑)
とはいえ、当店においてもこれはリム片面につき獲得標高50メートル分ヒルクライムするくらいの根性作業。
それでもせっかくの機会ですので、しっかりキレイにしておきます!
フレームも洗浄・コーティングを済ませ、組み立てに取りかかります。
組み立て時には、こちらの【GIANT CONTACT SLR HANDLEBAR】に交換していきます。
超軽量165グラムながら、ロードレースに必要な剛性をしっかり備えた高性能ハンドルです。
最近流行りのフレア形状でもあり、軽量ハンドルをお探しの方におすすめのモデルです。
ただし、当店では取り扱いがありませんので、お求めの際は【GIANTSTORE 広島宇品】さんへ!
組み立て作業を進めていきます。
変速のチェック中、インナー → アウターへの切り替え時に、3回に1回ほどチェーンリングの歯先にチェーンが乗ってしまい、うまく変速しないという症状が出ました。
よく観察してみると、歯のひとつがわずかに曲がっており、その箇所でチェーンが引っかかっていたようです。
おそらく新品チェーンに交換したことで、かえって症状が顕著に出たのかもしれません。
慎重に歯を修正したところ、症状は再発せず、今のところ問題なく動作しています。
毎回出る不具合なら気づきやすいのですが、今回のようなたまに出る症状は見落としやすいため、発見できて本当に良かったです。
しばらく様子見となりますが、現状は良好です。
あ、ちなみにブレた写真で刻印が見えませんが、チェーンの裏表はちゃんと合ってますのでご安心ください!
完成しました!
コラムカットも施し、ハンドル周りもすっきりとした印象に仕上がっています。
GIANTの軽量ハンドル、コンパクトでとてもいい感じです。
この車種では、リヤブレーキケーブルのアウター受けがヘッドチューブに設けられており、リヤブレーキケーブル長が比較的短いのが特徴です。
ですのでケーブル長が短すぎても良くありませんが、長すぎるとケーブルが突っ張ってハンドリングに悪影響を及ぼすため、
適切な長さを見極めながら組み立てました。
また、1か月後の無料点検もお気軽にお越しください。
このたびは作業のご依頼、誠にありがとうございました!
【持ち込みフレーム組立】Cervélo

お持ち込みいただいたCervélo(サーベロ)のフレームを組み立てさせていただきました。
BB(ボトムブラケット)はCervélo独自規格の「BBRight」を使用しておりますが、メーカー欠品のためしばらく入荷待ちとなり、お時間をいただいてしまいました。
コンポーネントはShimano 105で組み上げております。
組み立てが完了しました。
登場からは少し時間が経っているモデルではありますが、今見ても存在感・迫力あるルックスです。
かつて、同じようなケーブルルーティンのGIANT初代プロぺルをよく組んでいた経験から、トップチューブ上から入るこのケーブルの取り回しには、ついこだわってしまいます。
このCervéloは、ハンドルを約45度切るとストッパーがかかる構造のため、余分な長さを取らずに、かなり攻めたケーブル長で仕上げることができました。
ケーブルの初期伸びやハンドルまわりの増し締めなど、無料の初期点検も承っておりますので、お気軽にご来店ください。
この度は作業のご依頼、ありがとうございました!
【レーダー付きテールライト】ライド中の“気疲れ”を減らそう

「運転は、認知・判断・操作の繰り返し」とよく言われます。
なかでも“認知”ができなければ、正しい判断はできません。
これはクルマだけでなく、ロードバイクにもそのまま当てはまります。
たとえば、カーブを抜けた直後に、タイヤがハマりそうな穴が現れたとします。
避けるか、止まるか。バニーホップするか
その判断、後ろから車が来ているかどうかで大きく変わってきますよね。
そんなときに役立つのが、レーダー付きテールライトと対応サイクルコンピューター。
後方から接近してくる車を 100メートル以上 手前から検知し、サイクルコンピューターからの音と表示で知らせてくれます。
後方確認できるグッズとしてはハンドルに着けるミラーもありますが、
ミラーが「プル型通知(自分で見る)」なのに対して、
レーダーは「プッシュ型通知(勝手に教えてくれる)」という感じ。
体力に余裕があるときは、どちらでもいいかもしれませんが、
ロングライドの後半や、暑い日のヒルクライム後など、
疲労を感じてきた際にどちらが良いかは明白ですよね。
僕も数年前にガーミンのレーダーを導入しましたが、
「まだ車来てないよね…」と必要以上に後ろを確認する機会が減り、
“来ていない車にビクビクする”気疲れが減って精神的な疲労がグッと軽くなりました。
そんな快適すぎるレーダーですが、最近ではフォロワー製品も続々登場しています。
今回ご紹介するのは、iGPSPORTの「SR mini」。
このモデルの特徴は
✅ 13,750円と手頃な価格
✅ わずか50gの超軽量設計
これまで「高くて手が出しにくいな」と感じていた方にも、ぴったりな一台です。
ついに“気軽にレーダーデビューできる時代”が来たなと実感しています。
当店にも1つ在庫がありますので、気になる方はぜひ実物をご覧ください。
なお、使用には対応するサイクルコンピューターが必要です。
「よくわからない」という方も、お気軽にご相談ください。
お客様のバイク環境に合わせて、最適な組み合わせをご案内します。
※レーダーはあくまで補助装置です。
最終的には視覚・聴覚での確認を最優先に、安全にご使用ください。
【クロスバイク復活】Corratec SHAPE

数年間乗っておられなかったクロスバイク【Corratec SHAPE】を、久しぶりにお使いになるとのことで修理をお預かりしました。
お客様とご相談のうえ、以下の内容で整備を行っております:
✅ 洗車(4,400円)
✅ 摩耗したブレーキシューの交換(2,090円・工賃込)
✅ 錆びたチェーンの交換(3,372円・工賃込)
✅ 劣化したタイヤ・チューブ 前後 交換(10,208円・工賃込)
✅ 錆びたシフトケーブル 2本 の交換(3,300円・工賃込)
合計金額:23,370円(税込)
洗車後の様子ですが、チェーンなどに錆は見られたものの、フレームの塗装状態は全体的に良好で、きれいに復活できそうです。
その後、チェーン・ケーブル類の交換に加え、変速・ブレーキの調整を行い、作業完了。
白いタイヤが紺色の車体とよく合い、明るく引き締まった印象になりました。
【パナレーサー Comfy】はサイドが黒いため、白タイヤでも比較的きれいな見た目を保てそうです。
この度は作業をご依頼いただき、誠にありがとうございました。
【オーバーホール】FUJI

今回は、出張引き取りにてFUJIのオーバーホールをご依頼いただきました。
まずはコンポーネントをすべてフレームから取り外し、フレームの洗浄とコーティングを行います。
今回のフレームは、蛍光色のマット仕上げ(つや消し)という、少しお手入れが難しいカラーリングです。
この機会に可能な限り汚れを落とし、次回以降のお手入れが少しでも楽になるよう、コーティングを施しておきます。
ヒルクライマーのバイクということもあり、日々の鍛錬の証ともいえる“汗”の影響で、ヘッドパーツがかなりサビついていました。
FUJIの輸入代理店様に問い合わせたところ、純正品の販売はないとのことでしたが、サビで判別できなかったベアリングの規格を丁寧に教えていただきました(感謝)。
おかげでインターネットで適合するベアリングを無事GET。
STIレバーのバンドも、日々の鍛錬の(以下略)
こちらも気持ちよくリフレッシュすべく、新品に交換しました!
その他、クリーニングしたパーツを適宜グリスアップしながら組付けていきます。
BBについては「状態が悪ければ交換しても大丈夫です」とお客様から伺っておりましたので、シールを外して内部をチェックしてみました。
結果としては回転もスムーズで、サビなどの異常も見られなかったため、今回はクリーニングとグリスアップのみにとどめています。
BBの交換はなかなかコストがかかる部分でもありますので、まだ使用できるパーツはしっかり使い切っていきたいですね!
ヘッドパーツもしっかりグリスアップして、これにて作業完了です。
まだまだ続くヒルクライムシーズン、鮮やかなカラーの相棒とともに、大暴れしちゃってください!