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2025 / 06 / 13  07:33

【新車】WILIER FILANTE SL

【新車】WILIER FILANTE SL

一緒に走りに行くお客様の中に、ここ数年ずっとディスクブレーキのロードバイクへの乗り換えを検討されている方がいらっしゃいます。その方には、どうしても譲れない条件が2つあります。

それは、「最先端カーボン素材であること」や「軽量であること」ではなく、

  • とにかく“めっちゃ赤い”こと

  • そして“エアロ形状である”こと

この2点です。

正直なところ、全メーカーを探せば毎年1車種くらいは条件に合うバイクが見つかりそうなのですが、「ぜひ当店の取り扱いブランドの中から選びたい」という、ありがたすぎるご要望なのです。

ここ数年、ちょくちょくチェックはしているのですが、赤の色味やフレームの形がイメージと少し違ったりして、なかなか「これだ!」という一台に出会えずにいました。

 

しかし今年、ついに納車となりました――「めっちゃ赤くて、しかもエアロ」なバイクを!

こちらの画像は、その際に「こんなの出てますよ」とお客様にお送りしたスクリーンショットです。
…と言いつつ、正確にはスクショではなく、画面をそのまま撮影した“スクリーンをショット”したもの。
インターネット原人で申し訳ありません。

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コンポーネントには、105 Di2搭載の完成車モデルをお選びいただきました。
とはいえ「完成車」と言っても、WILIERの完成車は実際には“ほぼ未完成”の状態で届きます。
そのため、フレームから一つひとつ組み上げる、いわゆる「バラ完(バラバラの状態からの完成)」に近い作業が必要です。

 

その分、クランク長やステム長などを新車購入時に自由に選べるという大きなメリットがあります。
お客様の体格や乗り方にぴったり合わせられるため、無駄がなく理想的な1台に仕上がります。

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とはいえ、お客様は身長がかなり高め
現在お乗りの自転車を採寸したところ、FILANTE SLの最大サイズに、選択可能な中で最も長いステムを装着しても、ハンドルまでのリーチがわずかに足りないことが判明しました。

そこで今回は、別途パーツ代が必要にはなりますが、さらなる調整が可能な「DEDA SUPERBOX」というステムと、エアロかつ高剛性なカーボンハンドル「DEDA SUPERZERO RS」を組み合わせることで対応しました。

 

これにより、完成車に採用されているセミ内装仕様から、フル内装仕様へとハンドル周りをアップグレード
見た目のすっきり感も一段と増し、より洗練されたかっこいい仕上がりになりました。

 

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完成しました!
ご希望通り「めっちゃ赤くて」、ハンドル周りのアップグレードも功を奏し、かなりエアロな一台に仕上がりました。

普段は穏やかで紳士的なお客様ですが、ロードバイクに乗るときは激熱ド根性スタイル
そんなお客様にぴったりの相棒になったのではないかと思います。

 

どうぞ末永く、このバイクとの時間をお楽しみください。
今後のメンテナンスやカスタムのご相談も、ぜひお気軽にお声がけください!