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【ハンドル交換】CANYON T-BAR

CANYONのハンドル交換をお預かりしました。今回はハンドル全体ではなく、中心部分の【T-BAR】を交換し、ステム角度や長さを変更します。
作業はまず、STIレバーの固定ボルトを緩め、ブレーキホースがレバーに接続されたままハンドルからレバーを外し、ハンドル内部などにブレーキホースの余長があるか確認します。
ブレーキホースを着脱する際は、既存のコネクティングインサート部分をカットする必要があります。今回の場合
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コネクティングインサート分:1cm
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コラムスペーサー追加分:1cm
合計で2cmの余長がないと、ホースの再利用はできません。
今回お預かりしたCANYONの車種は、フレーム内部でホースが暴れないよう、ダウンチューブ内部で結束バンドにより固定されています。
そのため、ホース交換となると付帯作業も含め、かなりの長時間作業になります。
可能な限りホースを再利用したい――いや、するんだ!
やればできる、さあ確認だ!
普通に全く足りなかったので、新品ホースへの交換作業に移ります。
↑T-BAR
T-BAR内部にブレーキホースを通す際は、2箇所の90°カーブに加え、あらかじめヘッド周りの小物を装着した状態でホースを通す必要があります。さらに、前後ブレーキで通す穴も異なり、もはやT(トリッキー)-BAR。
しかも、パソコンで楽しむ“ティーバー”のように「あっ!10秒戻って!」は不可。
一度のミスが、さらなる長時間作業を生みます。
そのとき、それはもはや T(Tearfulness…感情が高ぶって涙が出る)-BAR へと変貌します。
ブレーキフルードを充填し、しっかりとエア抜きをして――完成しました!
この喜びを表すにはT(…もういいですね!(笑)
作業のご依頼、ありがとうございました。
なお、**8/10(日)~8/17(日)**まで夏季休業を頂戴しております。
ご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。