お知らせ

2019-11-27 13:56:00

11/24に行われたヒルクライムレース「ツールドゆう」のチャンピオンクラスに参戦してきました!
結果は5位(26分14秒)。リアクションに困る、微妙な順位です(笑)

時間に余裕のある方はレースレポートにお付き合いくださいませ…

 

時はさかのぼってレース前日。
久々のレース出場に胸は高鳴り、全く寝付けない。
おまけに寝返りをうったら枕にいたカメムシを後頭部で潰してしまうという事故が発生…おいおい深夜1時だよ、4時起きなんだよ…

そんなこんなでレース当日。
良い香りに包まれて就寝したおかげか、フレッシュなコンディションです。

会場に着くと、エルカミーノサイクルでエントリーしてくださった選手としばし談笑。
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ビンディングシューズを家に忘れ、うなだれるY木くん。僕から準敢闘賞を差し上げます(敢闘賞はコース半ばで落車して4km担いでゴールしたA福さんかな)


開会式が終わると、参加者は下山。路面状況を入念に確かめながら下ります。
風は弱め、路面はウェット、今年は苔が多くスリッピーな路面。ふんわりブレーキしてもやや滑るので、タイヤの空気を7.5barから6barに落としたいが、工具なしで1barのみ落とすのは多分無理なので断念。レース前に預ける袋の中にタイヤの空気圧ゲージがあると便利かもしれない。

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軽くアップを済ませ、スタート地点に集合。
まだまだ先だと思って油断していたツールドゆうのスタートラインが目前に…しかし、準備不足の自分を呪っても仕方ない。
「社会人にベストコンディションは無い」というお客様Fさんの言葉を思い出し、気持ちをつくっていく。

ツールドゆうを走ったことがない方のために、店長の感覚に基づいた雑なコースプロフィールを紹介します。

☆〜2km地点まで…短い激上り&平地or下りのアップダウン(コースを知っている選手は休めるポイントを知っているので、短い上りはかなり突っ込んだペースで行きます。勝ちを狙うなら、体力的にチギれるならともかく、ビビってチギレちゃダメよ。)

☆〜4km地点まで…急な傾斜が続きます。「もうすぐ平地だよ」看板まで耐えるのみ。

☆〜7km地点(ふれあいパーク前)まで…左側に「もうすぐ平地だよ」の看板が見えたら、平地開始。ガッチリ系平地野郎はほっそり系ヒルクライマーとの差を縮めるラストチャンス。チェーンをアウターにかけ、前傾ポジションで追い込んでください。結構スピードが出ますので、ウェットコンディション時は無理は禁物。
ふれあいパーク直前で少し傾斜が出てきますが、平地基調です。

☆ラスト1km…ずっと激坂。つづら折れになっており、数十秒の差なら前の選手が見えます。応援してくださる方がいちばん多いスポットですので、いいところを見せましょう。

以上、あんまり参考にならないコース説明でした(笑)

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土曜朝練メンバーによるお見送り(仁王立ち)を受ける店長。

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ドキドキ…

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スタート!!

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久々のレースに緊張してクリートがはまらない…

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クリートがはまらない…

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クリートが…

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ハマったァァァ!!

スタート直後は五日市の自転車店「サイクルハウスアウタートップ」の店長、市川選手がカッ飛んでいく。このスタートダッシュはさすがマウンテンバイカー。
冷静に集団でローテーションし、ひとまず吸収。

ミカン畑までの激坂で早速、2人の選手が抜け出す。福山のヒルクライマー、真嶋選手ともう一人は…速そうな後ろ姿の選手だ(笑)
高負荷での安定したフォームから、延々このペースで走ることが予想され、追うのは断念。
集団も同じ考えのようだ。

スタート1kmで3位争いとなってしまったメイン集団では、数々のロードレースで優勝し、「地獄のサイトー」との異名を持つ齋藤選手が積極的に先頭を牽引。
序盤では余裕を感じていた店長も、付け焼き刃程度の練習では徐々にメッキが剥がれ、齋藤選手に付いていけなくなっていく。
アップダウン区間が終わる頃には齋藤選手と、これまた速そうな後ろ姿の県外の選手?の2人が店長の視界から前方へ消え、土曜朝練メンバーのこうきち君と二人に。

その後、激坂から少しゆるい傾斜に切り替わる区間でこうきち君が遅れ、一人に。ヒルクライムとは不思議なもので、選手によって得意な傾斜が違う。今回はゆるい傾斜の区間があったのでこうきち君よりも先にゴールできたが、ずっと激坂ならこうきち君が先にゴールしていただろう。

一人になった後は、自分との戦い。

学生時代、自転車競技部で得た経験、昨日の少しばかりの練習が前から自分を引っ張ってくれる。
日々の食前の甘い缶コーヒーや食後の甘い缶コーヒー、ふとした時の甘い缶コーヒー(によって付いたお肉)が、後ろから足を引っ張ってくる…

ヒルクライムは生き方。勝ちたければ前から引っ張ってくれる要素を増やすか、誘惑に勝ち、後ろから足を引っ張る要素を捨てねばならない。

くっ、かっこいいぜヒルクライマー…(痩せたい)

そんなバカなことを考えながらラスト1kmの激坂。

エルカミーノサイクルジャージを着て、ロードバイク片手に応援してくれている2人組の姿が…Y根さんとT見さんだ!
「頑張れー!」
ありがとう…
よく考えたらY根さんもT見さんもロードバイク持ってたってことは、お二人とも応援のためヒルクライムしてくださったんですね…感謝。

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photo by T見さま

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ありがとう。
もうスプリントできる余力は残ってないけど、1秒でも縮めたくてダンシングでペースアップを試みるも、苔で滑って断念。
シッティングで淡々と頑張り…

ゴール!!
5位。26分14秒。
自己ベストより10%は遅いけど、その頃より練習は70%は減っているのでヨシとしよう…とか考えている時点で、悔しがっている自分に気づく(笑)

とりあえずそんな気持ちは置いておき、銭壺山から望む美しい瀬戸内の景色を楽しみながら、同じ苦しみ(楽しみ?笑)を味わって次々とゴールする選手と、素晴らしい達成感を分かち合う。
ヒルクライムの最高に楽しいところです。いや、最高は勝てた時か…笑

そんな感じで年末の一大イベント、ツールドゆうは終わりました。

来年は25周年記念大会!頑張ろう来年のジブン!

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抽選で日本酒(アユの甘露煮つき)当たりました。

 

おわり