店長の日記

2023-08-27 20:50:00

乗鞍ヒルクライム チャンピオンクラス出場しました

乗鞍ヒルクライム チャンピオンクラスに出場してきました。

結果は12位でした。

 

今回も全て運転していただいてノーストレス遠征でしたので、せめて車内で

遠征日記を書き残そうと思います。

 

レース前日(移動日)

 

5時に待ち合わせ。

 

朝ごはんはユンケル(栄養ドリンク)、サンドイッチ、いかみりん煎餅。

 

20kmもあるヒルクライムに出場という現実から目を逸らしているのか、500km以上ある高速道路でほぼ自転車の話をしないまま高速道路区間を過ごす(笑)

 

昼ごはんは岐阜県のSA。ご当地の高山ラーメンではなく味噌ラーメンを注文。

 

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コッテリしてそうでしょ?意外にアッサリ美味しかったです。

 

高速道路を降りたら、ショッピングセンターへ。

店内のとんかつ屋さんの求人ポスターに「時間を有効かつ用」とある事にジワりながら明日の朝ごはんのパン等を買い出し。

 

そこからは主に下道で会場を目指す(全部運転して頂いてますが笑)。 

どこまでも山間部の下道。

 

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トンネルを抜けたら大雨が急に降ったりと、山の天気は変わりやすいを車に乗りながら体験できました。

 

会場に到着したらすごい参加人数にびっくり!これはもうお祭りだ!

あんまり人混み好きじゃないので、前日受付を済ませると速攻宿へ行きます(笑)

 

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宿の晩ご飯。すき焼きにはお餅が入っていて、味がよくしみていて最高!!

 

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食後のローラー。

風呂。

就寝就寝就寝いや枕めっちゃ高い!!笑

ここぞという遠征には必ず持って行く、マイ枕を忘れた完全な自己責任です。

マイ枕大学時代から約20年使っているめっちゃ薄くなっている枕。二つ折にすることで絶妙なヘッド高を実現。

 

そしてエアコンレスのストイックな和室(コスパは抜群)はベッドとエアコン生活にすっかり慣れた私に対して、古来からのイグサの香りとともに忘れかけていた日本の何かを語りかけ、開け放たれた窓からは滝のような雷雨の音がまるで滝業を行う修行僧のような気持ちにさせてくれる

そう私は今、禅の境地に達した

 

いや、枕高いわ!笑

 

レース当日

 

3:10起床。

ギュとしなる畳で同室の選手(コキーチ)を起こさないようネコのような足取りで共用スペースの湯沸かしポットまでインスタントコーヒーに湯をそそぎに行き、1日が始まる。

 

朝ごはんはユンケル(栄養ドリンク)、あんぱん、バナナ。

いつも通りのコンディションである。

決して認めてはいけない。どういう訳か首が凝り、ひどい片頭痛になっていることは(笑)

 

夜明け前に会場入り。会場ではすでに軽く渋滞が起きている。

 

アップはローラー30分。

ほとんど軽く脚を回し、数秒の軽いギアダッシュを数回。

吸血昆虫ブユに右ヒザをかまれる。かゆい。

 

集合地点へ移動したら、配布されたアミノバイタルを頂き、スタート地点へ整列。

吸血昆虫ブユに左ヒザ裏を噛まれる。かゆい。

 

集合したら、昨年までの上位選手やレジェンドライダーの解説とともに最前列に紹介された選手が並ぶ。

吸血昆虫ブユに右フトモモを噛まれる。かゆい。

 

6:25、チームメートのコキーチとグータッチしたら定刻通りスタート!

初出場、試走もナシなので集団で様子見。序盤はゆっくりとレースが進む。コキーチがオープニングアタックで逃げるが、タイミングが早すぎてカメラに映らなかったらしい(笑)

 

コーナーがきついところがあり、ヒルクライムなのに後ろにいると微妙な集団の伸び縮みがあり、細かなインターバルがかかる。少し後方になるとふらつきが原因と思われる落車もあった。

上位を目指したり、集団のメリットを最大限に利用したいなら前方20-30名に留まる事が必要そうだ。

 

前半の傾斜は割とゆるめでインナー、アウターで迷うところがあるがアウターに入れても踏める時間はそんなに長くなく、脚への負荷が大きく変わるフロントギアの頻繁なチェンジは、乗鞍のような長いヒルクライムでは後半にダメージの蓄積となって現れるかもしれない。

 

中盤あたりにさしかかると、ツールドゆうで凄い走りを見せてくれたk選手が「ここからですよ」と教えてくれる。

ほどなくつづら折れが始まり、まわりの息づかいがどんどん荒くなっていく。

少し落ちつきを見せた頃には前方20名ほどに居た自分の位置がほぼ最後尾になっており直感でヤバイと悟る。

前方10名ちょっとの集団がカタマリで登っていくのに対して、その後ろは明らかに車間がまばらだ。残念ながらソロで追いつく余力は今日の自分にはない。

4名ほどの集団になり、それぞれ得意な傾斜で長めに引きながら耐える。ペースが落ち横に広がった第一集団に1度だけ車間が詰まって行くが、再びペースを持ち直した集団に追いつく事はなかった。

某自転車ウェブサイトのヒルクライム上位者バイク特集で印象的だった2台が同じ集団におり、職業柄ジロジロ見てしまう(笑)

森林限界まで登り、美しい景色が広がる。よく聞いていた酸素の薄さによる苦しさは全く分からなかった。ありがとうマイ肺。

 

4人の集団からはレジェンドM選手が抜け出し、その後ろにスペシャライズドに乗った選手。の後方に私を含めた2人。私にとってのゴール争いはこの後方2人になりそうだ。

1キロを切ったタイミングでその選手が猛烈なアタック!こちらもガーミンにアゴが着くような姿勢で追走。は、速い白旗を早々にあげ、ペース走に切り替える。すると残り数百メートルで電池が切れたかのように踏みやめる選手の姿が。猛獣の横をそろりと通り抜けるような気持ちで抜かせて頂き、ゴール。12位。

 

山頂では懐かしい再会もあり、素晴らしい乗鞍の景色もあって微妙な順位の割には酷い気持ちではない。

 

来年もいくぞ乗鞍!!

 

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素晴らしい乗鞍の眺め

 

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帰りに食べました、高山ラーメン。

食べないとあのアニメ映画を観る度に後悔しそう…笑

 

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醤油、魚介スープに細ちぢれ麺が絡んでメチャ美味しい。

 

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帰るまでが遠足。

M岡さん、いつも本当にサポートありがとうございます。

 

 

2023-07-28 11:00:00

乗鞍練

乗鞍ヒルクライムって20kmあるらしいんですよ。
ヒルクライムだから当然休むヒマはないので、レースに向けた練習としては休憩はナシになっちゃいますよね…
写真を撮るヒマもナシ。

田舎道を一生懸命漕いでいると、
毎日田んぼのあぜ道を仲良く草刈りをしている老夫婦がおられます。
同じあぜ道を毎日毎日、仲睦まじく…

早朝も…
小雨でも…
日中焼けるような日差しの中でも…

いや、さすがに同じトコ刈りすぎじゃない?

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かかしかよ…
流石に止まって写真撮っちゃいました。

 

2023-07-21 22:36:00

乗鞍ヒルクライムまで37日。

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郷に入れば郷に従え…ということで。
未知の距離の乗鞍ヒルクライムに向けて、
インターネットで検索したヒルクライマー界隈のバイクのようにサドルを前へ移動してみました(笑)
熟成に熟成を重ねたポジションをぶっ壊すのはかなりアレですが、
本能がやってみろとささやいている。
やってみないとアレコレ解りませんからね。
明日の練習は絶好調かな!(フラグ)

2023-07-20 11:18:00

乗鞍ヒルクライムまで38日。

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今年ついにエントリーしたんですよ、乗鞍ヒルクライム。
せっかく出るならちょっと練習しないといけませんね。遠いし、店お休みしますし。

全日本が終わってちょっと気持ちがオフだったので、極楽寺でハアハアして体にカツを入れました。
北の風で向かい風基調でしたが、2013年の自己べストを数秒更新。

練習は結構好きなんですけど…

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ダイエットが辛い。昼ごはんのオートミール(味付け無し)です。
結局夕方お腹が空きすぎて、コンビニでバカでかいどらやき買って食べるんですけどね(笑)

2023-06-28 22:32:00

全日本選手権ロードレース マスターズ30代出場しました

6/25に伊豆で行われた、全日本選手権マスターズに出場してきました。

〜レース前日〜

Mさんに一晩中運転していただき、かなり早く到着したので
シラス丼を食べたり、観光地でリフトに乗ったり。

コース試走ではゆっくり走って感触を確かめようと思ったのに、
雰囲気に飲まれハアハア言いながら走ってしまう。

晩ご飯は現地で有名なハンバーグ屋さんに行きたかったが、
宿の近所の店舗は2時間待ちだったので断念。
お約束の牛丼チェーン店にて夕食。

夕食後の買い出しでは伊吹山ヒルクライムでの反省を踏まえ、
ナッツ詰め合わせはナシで。

〜レース当日〜

今日の作戦はただひとつ、バカになることである。
バカになるというと語弊がある。「ちゃんといつものバカに戻る」ことである。

先月開催された「広島県サイクルロードレース」ではあまりの理想的な展開に「クレバーな走り」をしようとしてしまい
結局どうして良いかわからないままゴールを迎えてスプリント前に足が攣って終了。
よくわからない自制だけして何も得られないストレスで細胞が急速に老いていく感覚がした。この感覚は初めてではない。
英語を勉強したつもりでTOEICを受けた時、DVDのレッスンを受けただけで簿記3級を受験、3回落ちた時…もっとあるけどやめよう。

今までもだいたい、バカなのに要領よくやろうとした時に失敗する人生なのだ。
自分のようなバカは日々ちょっとずつ積み重ね、当日は本能のままいくしかないのだ。

そのことを肝に銘じてスタート。
上り坂では余裕がある。「ここで無駄脚を使うと…」なんて考えているとニセクレバー野郎になって
広島県サイクルロードの二の舞である。
ペースを上げたい時は雰囲気無視して積極的に上げていく。疲れたら休む。シツケのなってない犬のように。

何周かして、上りでペースアップすると抜け出せた。しばし逃げ気分を味わったのち、集団に吸収される。

ラスト2周に入り、脚の状態もこれぞレースというピリッとした感じになってきた。
人数も10人ちょっとまで絞り込まれ、ここからがレース。

ラスト1周。脚はかなりキテる。
最初の登り、先頭でかなりのペースで登る選手に引っ張られる。それに続いて同郷の皿谷選手も強烈な牽き、その後も我こそはという猛者がペースを上げ続け
集団はもうヨレヨレ状態である。
最初の登りを先頭から数えて5番ほどでクリア、下りコーナーを抜けると2番目の登りへ。
あっという間にローテーションの順番が来てしまい、小刻みにペースアップされてもソワソワするので
先頭で維持できるギリギリのペースで2番目の登りを牽ききる。
ふと後を確認すると集団と距離があったので、そのまま下り坂も踏んでみる。

3番目の1.5kmの坂に入るが、まだ後ろと距離がある。

もし勝てたら…店を4日も休んだこと、子供を預かってもらってまで遠方のレースに出たこと、ネコ…その他諸々
唯一 少しだけ許されるパターンじゃないのか…と考えがアタマをよぎる。

1.5km、無我夢中でペダルを踏んで坂を上った。
下りをこなし、ラスト数百メートル。後ろを振り向き、勝ちを確信した。
本当に嬉しかった。

今年に入って全日本選手権まで自転車に乗ってない日は2日だけ。
要領の悪いバカもちゃんと積み重ねれば、運が味方してくれることがあるようだ。

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〜おわり〜

 

 

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シラス丼。目が合う。

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前日はみんなで観光。

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リフト。
高いところは苦手。

 

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