店長の日記

2024-06-23 17:31:00

全日本選手権ロードレース マスターズ30代

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全日本選手権ロードレース、マスターズ30代 3位でした。

以下レース日記となります。いつもの駄文です。

 

〜レース前日まで〜

先週行われた中国地域ロードレース中、あまりの疲労感に来週の全日本は完全に終わったと思った。

 

トレーニング内容や 先月末から定休日にレース走り過ぎ等、原因はともかく…現実として全日本の1週間前にひどい疲労感があるのである。もはや日常生活で脚が攣りそうなほどに。

 

今週に入り、思い切って練習を2日休んだ。

負けを取り戻すギャンブラーの様な衝動に駆られ自転車に乗りそうになるが、グッとこらえる。

疲れていたら休むという他人には当たり前に指摘できる事が、自分の事となると存外難しいものである。

 

週半ばから強度低めでリカバリーライド(これがまた難しい…)。

 

金曜日の夜、いつもお世話になっているM岡さんの車で広島を出発。

レース前日の朝には静岡に到着し、少し観光。

 

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駿河湾のむこうに富士山。

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アジフライ定食(マジ美味しかった)。

 

昼食を頂いたのち、レース受付の為 会場である伊豆サイクルスポーツセンターへ。

 

昨年と同じコースなので試走は不要かもと思ったが、前日の大雨の影響を確認したくて一応試走。

走り出すとコースの状態よりも、脚のだるさに少し落ち込む。

 

試走が済んだら宿まで車載で連れて行って頂く予定だったが、このまま不安な気持ちでレースを迎えたくなかった為

負けを取り戻すギャンブラーのような気持ちで宿まで軽いギアを回しながら自走。

 

途中、川沿いの細い道でクロスバイク小学生3人組に追いつく。その歳でクロスバイクとは自転車大好き3人組であろう。

自転車大好きキッズ達にサイクルジャージ姿のロードバイクがグイッと追いつくと当然「始まってしまう」ので

上ハンドルを握り、車間をたっぷりとり、少しあたりを見渡しながら「観光してたら見知らぬ道に迷い込んでしまった敵意のないロード乗り」を演じる(ガチでそうだが)。

 

しかし1人振り向き、2人振り向き…立ち漕ぎダッシュが始まってしまった若さ溢れる後ろ姿に

最近少し忘れていた自転車に対する純粋な何かを見た気がしたマスターズのおっさんであった。

 

宿に着いてからはいろいろと身体によさげな事をやり、アマプラでカーズ(最初のやつ)をレンタルし

タブレットで観ながら就寝。

俺は明日マックイーンになるのさ!

 

〜レース当日〜

 

AM5:00起床。

壁に飾ってある絵がふと気になる。

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いやアナタ…

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目力が強いな!

 

まつ毛が落書きなのかオリジナルなのかの判別に苦しみながらも

サンドイッチやら菓子パンをこれでもかと食べ出発。

 

会場に到着し、サインを済ませローラーでアップ。会場は大雨である。

身体が冷える前に雨の日用のジェルを身体にぬりたくり、スタート地点へ。

 

定刻8:00、レーススタート!

昨年と同じく、8キロの全く平地の無いアップダウンコースを7周のレースである。 

昨年と違うのは大雨という点。

登り坂はきつく、雨の急な下りコーナーが連続するこのレースでは

下りで落車や分断に巻き込まれる可能性があり、後ろに下がると明らかにデメリットしかないので

常に前方で展開。

 

2周目。

同郷の皿谷選手がアタック。スプリンターの皿谷選手と同じように脚を使っても勝ち目が無いので追わず、

皿谷選手の単独逃げとなる。

 

3周目。

きつい登りで後ろの集団と少し距離が開く。

そのまま少人数の集団となり、4周目に入る前に逃げていた皿谷選手とも合流。

7名の逃げとなる。

 

4-6周目。

登りは余裕があり、ペースアップ出来るがなかなか人数を絞るには至らない。

しかし相手の脚を少しずつでも削っていると信じてペースアップを試みる。

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7周目(ラスト周回)。

ゴールまでの3回ある登りで人数を絞らなければ負け確定である。

渾身のヒルクライムをするが、結局6人でのゴールスプリントへ。

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ゴール200mほど手前から皿谷選手が圧倒的なスプリント。皿谷選手が優勝。

最後まで諦めずにペダルを踏んだものの、4位(30代3位)でゴール。

正直、今のコンディションでは頑張ったんじゃないかと思う。

 

これで今年のレース予定は終了、一旦オフにしたいと思う。

2年前からちょっとずつ積み重なった無理(ダイエット等)が現れてしまったのと、昨年と異なり

明確な目標無しでモチベーションを維持する難しさが分かったシーズンだった。

 

しばらくは楽しさオンリーで大好きなコースをのんびりロードバイクで走ったりしたいと思う。

あ、めっちゃ楽しみになってきた(笑)

 

今回もサポートしてくださったM岡さんをはじめ、現地で声を

かけてくださった方々、本当にありがとうございました!

 

さ〜てしっかりレースも楽しんだところで、明日からも自転車の修理頑張っていきまーす!